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2026年9月2日

1円ストックオプション信託🄬

株式報酬制度の「空白」を作らない。
鎌倉新書が「1円SO信託」を選んだ理由

株式会社鎌倉新書

右:常務執行役員 安保一覚 様

左:執行役員 重田政明 様


「終活」という人生の大きな節目において、国民の生活を支える社会基盤(インフラ)の構築を目指す株式会社鎌倉新書。東証プライム上場企業としての安定した経営基盤を持ちながら、スタートアップのような非連続な成長に挑み続ける同社は、2026年、新たな株式報酬制度の導入に踏み切りました。

選ばれたのは、フロンティア信託株式会社(旧:コタエル信託株式会社)が提供する新商品「1円SO信託(退職所得型)」。既存制度の満期に伴う「株式報酬の在庫ゼロ」という課題に対し、なぜ前例のない挑戦を選んだのか。制度を浸透させるための工夫、そして前例なき壁をフロンティア信託と二人三脚で乗り越えた当時の舞台裏を伺いました。


出版からITメディア、そして「終活インフラ」へ。第三創業期を牽引する「人」への投資


-はじめに、鎌倉新書様の現在の事業内容と、経営における「人材への投資」の重要性について教えてください


私たちは仏壇仏具業界向けの出版事業(第一創業期)から始まり、シニアマーケット向けのITメディア事業(第二創業期)へと時代に合わせて変革を重ねてきました。そして現在、全国500以上の自治体様との協働やM&Aなどを通じて、人生に寄り添うワンストップサービスを提供する「第三創業期」の真っ只中にあります。

当社の強みは情報サービスであり、工場や機械のような有形資産をほとんど保有していません。企業価値を生み出す源泉は、もっぱら「人材」という無形資産です。

しかし、世間一般ではまだ社名から出版社というイメージを連想される方も多く、「終活といえば鎌倉新書」というブランドを確立していく挑戦はこれからです。

だからこそ、大企業や成長企業からノウハウを持つ優秀な人材や次世代の幹部候補を引きつけ、明るく前向きに挑戦し続けてもらうための環境づくりとインセンティブ制度は、経営における最重要課題なのです。


「株式報酬の枠がゼロになる」——優秀な人材を引き留める『切れ目なきインセンティブ』


-2022年から従来の信託型ストックオプションをご活用いただいていましたが、今回新たな制度の検討を始められた直接のきっかけは、何だったのでしょうか?


2025年12月に、前回導入した信託型ストックオプションの交付が完了し、社内で活用できる株式報酬の枠が「ゼロ」になることが分かっていたからです。


上場企業の多くが株式報酬制度を導入している現在、優秀な人材の採用やリテンションにおいて、インセンティブ制度が存在することは「あって当然の前提条件」になりつつあります。もしここで株式報酬に「空白期間(切れ目)」を作ってしまえば、採用競争力の低下や、既存幹部社員のエンゲージメント低下に直結しかねないという強い危機感がありました。


-株式報酬には譲渡制限付株式(RS)やパフォーマンス・シェア(PS)など多彩な選択肢があります。その中で、「1円SO信託(退職所得型)」を選択した決め手は何でしょうか?


決め手は、「社員への還元(恩恵)の大きさ」と「金銭的負担の少なさ」です。

「1円SO信託(退職所得型)」は、対象となる株式一株あたり1円で行使できるフルバリュー型であり、退職時に権利を行使するため税負担が軽減されます。従来のストックオプションのように、権利行使時に自分でまとまった購入資金を用意する必要が一切ありません。


役職員の持ち出しは一株あたり1円で、長年の高パフォーマンスと会社への貢献が、退職時にそのままリターンとなって返ってくる。この仕組みは、社員にとっても会社にとっても大きなメリットだと確信しました。また、会社業績や役職員の貢献度に応じて後から交付数を柔軟に決められるため、既存株主様への説明責任を果たしやすい点も非常に合理的でした。



「社員への恩恵を最大化する」——フルバリュー型への反響と自作動画による浸透


-制度の導入を発表された際、社内や採用現場での反響はいかがでしたか?


社内からは、非常に前向きで歓迎する声が上がりました。フルバリュー型であることのインパクトは大きく、「会社が自分たちの将来や長期的な貢献に本気で報いようとしてくれている」というメッセージを、ダイレクトに伝えられたと感じています。

 

採用現場でも、部長職や役員クラスなどの幹部人材候補者に対して「中長期で成果に報いる強固なインセンティブがある」と自信を持って提示できるようになりました。


-非常に専門的な制度ですが、社員の皆様への周知・理解促進はどのように行われたのですか?


いくら優れた制度を作っても、内容や目的が正しく伝わらなければ形骸化してしまいます。

そこで、人事総務を担当する役員が自ら、全社員に向けた「解説動画」を自作して配信しました。

 

動画では「なぜ会社がこの制度を入れるのか」「どうすれば自分のポイントが増え、将来の還元に繋がるのか」をわかりやすく解説しました。その甲斐あって、動画公開後に社員から困惑や不満の声があがることはなく、スムーズに社内に浸透していきました。



「ひな型がない」前例なき壁。監査法人や開示対応をクリアした伴走力


-今回は開示資料や監査法人対応など、リリースに至るまでのハードルは相当高かったのではないでしょうか。


本当に、一筋縄ではいかない怒涛のスケジュールでした。 何より苦労したのは、「過去の事例も、ひな型もどこにも存在しない」ということでした。

 

取締役会での2段階にわたる丁寧な事前報告と決議、株主総会での特別決議、そして監査法人や東京証券取引所、関東財務局との事前確認など、乗り越えるべき関門が次々と現れました。


-そうした困難な調整を進める中で、フロンティア信託のサポートはいかがでしたか?印象的なエピソードがあれば教えてください。


フロンティア信託様の伴走がなければ、絶対に期間内の導入は難しかったと思います。  当社の経営陣・人事・法務チームとフロンティア信託様で専用の共通チャットを開設し、連日のように密なコミュニケーションを取り合いました。

 

タイトなスケジュールの中でも、こちらの疑問に対して常に迅速に返信していただき、開示資料の作成サポートから監査法人への説明に同席いただくなど、まさに一丸となって走り抜けてくれました。


単なるスキームの販売者ではなく、前例のない制度を一緒に作り上げてくれた頼もしいパートナーとしてサポートしていただけたことに、心から感謝しています。



全社業績と連動した独自のポイント設計で、「クロスユース」と企業価値向上を加速させる


-今回のポイント付与設計では、個人の評価だけでなく「全社業績」も組み込まれていますね。これにはどのような狙いがあるのでしょうか?


自分の部署の数字だけを追うのではなく、「社員全員で全社業績を伸ばし、企業価値を高めよう」という一体感を生むためです。

 

 現在、当社では葬儀・お墓・相続・介護といった各サービスを横断して利用していただく「クロスユース」に力を入れています。全社業績が向上すれば自分に付与されるポイントも増える仕組みにしたことで、部署の垣根を超えた協力体制や、中長期的な企業価値向上に対する社員の意識が確実に高まっています。



前例なき挑戦も恐れない。信頼できるパートナーとともに目指す持続的成長


-最後に、優秀な人材の確保・定着や新たなインセンティブ制度の導入を検討している企業の人事・IR担当者様へ向けて、一言メッセージをお願いします。


当社は2035年に向けた長期ビジョンとして「終活インフラとしての定着」を掲げ、さらなる規模拡大を目指しています。その道のりをともに歩む優秀な仲間に報いるためにも、今回の「1円SO信託(退職所得型)」は強い武器になると確信しています。

 

制度導入を検討されている企業様にお伝えしたいのは、経営者・IR・人事・導入担当者が共通の課題意識を持ち、議論できる関係を作っておくことです。そして、前例のない挑戦であっても、高い専門性と圧倒的なスピード感でともに走り抜けてくれる信頼できるパートナーを選ぶこと。

 

今回、フロンティア信託様という頼もしいパートナーとともにワンチームとなって挑めたことこそが、当社の持続的な成長に向けた確かな一歩になったと感じています。



本事例での導入サービスはこちら

1円ストックオプション信託🄬|フロンティア信託株式会社



株式会社鎌倉新書

設立:1984年4月17日 所在地:東京都中央区京橋二丁目14番1号 兼松ビルディング3階

事業内容:ITメディア・サービス事業(終活に関わる情報サービスの提供、自治体に対する高齢者領域での住民サービスの支援など)

URL:https://www.kamakura-net.co.jp/

Introductory Interview

株式報酬制度の「空白」を作らない。
鎌倉新書が「1円SO信託」を選んだ理由

株式報酬制度の「空白」を作らない。
鎌倉新書が「1円SO信託」を選んだ理由

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